猫にはたくさんの模様があります。
親とよく似た模様で産まれてくる猫もいれば、親とは似ても似つかないような模様で産まれてくる猫もいます。
兄弟姉妹でも模様が違いすぎて本当に兄弟なの?って思うこともありますよね。
今回はそういった謎多き猫の模様について解説します。
ねぇつぐまさん、うちにいる猫はハチワレとサバトラなんだけど猫の模様ってたくさん種類あるよね?
うん、町で見かける野良猫だけでもかなりの種類がいるよね
他にはどんな種類の模様の猫がいるのかな?
じゃあ今日は猫の模様について調べてみようか
猫にはどうしてたくさんの模様がある?
猫には多種多様な模様があります。
しかし、現在の家で飼われるような猫の祖先は「キジトラ」と呼ばれる模様の猫しかいませんでした。
もともとはヤマネコだった「リビアヤマネコ」という種類の猫が人間になつくようになり突然変異による遺伝子変化であらたな模様が生まれました。
その猫たちが世界中に広がっていき色んな種類の模様の猫が生まれることとなったのです。
もともとはキジトラだけだったんだ、ちょっとびっくり
キジトラは日本で一番個体数が多い品種だそうだよ
そうなんだ!キジトラ以外に日本にはどんな種類の猫がいるのかな?
猫の模様の種類
猫の模様は細かくわけるとたくさんの種類があります。
今日はその中でも代表的な5種類の猫の模様について順番に見ていきましょう。
単色
文字通り、1種類の色だけの毛色をした猫です。
黒、白、グレーの3色がいます。
2色
黒い部分が多い「黒白」、白い部分が多い「白黒」がいます。
その中でも顔の毛の色が鼻筋を境に「八」の字に2色にわかれている猫のことを「ハチワレ」といいます。
3色
いわゆる三毛猫です。
一般的には白・黒・茶の3色が多いです。
この3色の毛色の組み合わせの猫は遺伝子上、通常メスしか生まれません。
しかし、染色体異常により3万匹に1匹程度の確率でオスが生まれてくることがあります。
とても珍しいんですね。
トラ(縞模様)
体にトラのような縞模様がある毛色です。
トラ猫の中にも、黄と茶の毛色の「茶トラ」、グレーと黒の毛色の「サバトラ」、こげ茶と黒の毛色の「キジトラ」などがあります。
サビ猫
2色(特に黒と赤)が混ざった毛色の猫です。
その毛色が金属が錆びたような色をしているためサビ猫と呼ばれます。
三毛猫と同じく、赤と黒の毛色の組み合わせの猫も遺伝子上、基本的にはメスしか生まれません。(同じく3万匹に1匹程度にオスは生まれます)
三毛猫とサビ猫のオスみてみたいなぁ
あまりに希少な猫だったからか、昔は船に一緒に乗せると遭難しないという言い伝えがあったみたいだよ
でもどうやって生まれてくる子猫の模様が決まっているんだろう
どうやって猫の模様は決まる?
少し難しい話になるのですが、猫の毛色は「カラー遺伝子」という遺伝子によって決定されます。
カラー遺伝子にはA,B,C,D,I,O,T,S,Wの9種類の遺伝子があります。
この遺伝子の組み合わせによって色が決まります。
細かく説明すると長くなるので興味のある方は、「猫のカラー遺伝子について(番外編)」のページをご覧ください。
ちなみに白の遺伝子であるWがもっとも強く、その遺伝子が一つでもあると白の単色の猫が生まれるそうです。
なんだか難しいね
カラー遺伝子については、遺伝子の法則のような説明が入るから少し難しくなるよ、興味のある人だけ読んでみてね
でもたくさん猫の話をしたから猫を見たくなっちゃった
猫っていろんな写真を見ているだけで幸せになれるよね
うん、なれる!
まとめ
- もともとは1種類の模様しかなかったが突然変異で増えていった
- 模様は「カラー遺伝子」によって決まる
今回は猫の模様について調べてみました。
その他にも、色々な日常の疑問を解説していますので、興味のある方やお時間の許す方はこちらの「ハテナと疑問」へどうぞ。