手の描き方に悩む人に向けて手の構造と考え方を実際の絵を使って解説


今回は絵を描き始めたころの初心者さんのみでなく、ある程度絵に自信がついてきた中級者さんでも苦手に思うことの多い手の描き方について説明します。

手が作る表現の幅は広く豊かです。
生活する上で必要な様々な働きが出来るパーツなので当然ですね。

様々な働きができるからこそ、構造もかなり複雑で絵に描きだそうとすると、その複雑さから難しく感じる人が多いみたいです。
ちなみに筆者も手に関しては得意とはいえず、日々勉強中です。

そんな筆者が手の描き方に対して苦手意識をもってる絵描きさんや、手を描く初心者の人が手の複雑さにとらわれず、シンプルにわかりやすく手を描く練習方法を簡単にまとめてみました。

大事なのは単純化です!

この記事を読むことでわかる項目は以下になります。

  • 難しく感じる手の描き方を簡単にとらえることができるようになる
  • 手の構造がわかるようになる

初心者の人で手の描く練習のとっかかりが欲しい人や、苦手意識をもっていて描けるようになりたいと思ってる人のきっかけになればと思います。

この記事は手の講座の初心者編として描いているので初心者さん向け寄りになってます。(応用編も考えています)
是非そのような悩みを持っている方々はご一読ください。

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まず簡単な手の形を描く所からはじめる

爪や指の腹のふくらみ、関節の節々や動き等々、手ってたくさんの情報が詰まっていて全部を最初から一度にちゃんと描こうとするとすごく大変です。

手を描くことの経験が少ない初心者の絵描きさんならなおのこと、いざ自分の手をモデルに手の練習をしようとしてもその情報量の多さから途方にくれてしまいうまく描けずに手が止まってしまいます。

そんな方はまず手の情報をできるだけ単純化し、手らしきものを簡単に描くところからはじめましょう。

これは自分の考える手の描き方に、色々な人の手の描き方を自分なりに情報を抽出し簡単にまとめたもので、手を□の塊(もしくは□の紙)としてとらえてそこから手を描く方法です。

手に込められた情報を最初から全部やると大変なので、シンプルな形からはじめ、描き方を覚えていく方法です。

最初からしっかり描こうと気張らず、 □の紙のようなものからはじめたり、丸い形からはじめれば、手への苦手意識をそこまで持つことなく始める事が出来るのかと思うので是非試してください。

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手の構造をシンプルにとらえられるようにする

上の項目でふわっと手の描き方が分かってきたら、そこから少しづつ情報を足していき手の描き方を精練させていけば、どんどん手の描き方が上手に見えてきます!

最初の頃はよく勘違いしがちなのですが、こぶしは指の付け根の部分で作られてはいません。
手の甲のこぶの部分が曲がっています。(上の図の右下参照)

また自分の指を曲げてみて、第一関節と第二関節の間の部分をよく見てみてください。
内側の腹の部分と外側の部分では長さが違いますよね。
最初はなんとなくでいいので覚えておくといいかもしれません。

さらにちょっと左下の図だけでは分かりにくいかもしれませんが、指の関節は横に並んであるというより手首を中心に円を描くようになっています。
指の横への開閉の仕方も含め、手のひらや指の作りは扇のようなものを意識するといい感じです。

指の長さや手の大きさなどは実際は個人で違ってきますし、更に少女漫画や少年漫画でも手の表現は大きく変わります。
少女漫画だとスラっと細い長い綺麗な手だったりしますが、少年漫画だと力強く太い手だったり。

ここで説明してることはあくまで手を描く上での基本軸と思ってもらえればと思います。
基本の描き方を覚えてからアレンジやデフォルメしていくとよいでしょう。

草子

手の描き方って難しいから描くの避けがちは絵描きあるある

つぐま

たしかに背中に手をまわしていたりポケットに手をつっこんでいたり、そもそも肩から上しからかかれていない絵をよく見る気がするなぁ

草子

おい、やめろ

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まとめ

今回は手の描き方に悩んでいる方に向けての基本的な考え方である「単純化」について説明しました。

これ以外にも覚えておくポイントは上げるとたくさんありますが、それは段階を踏んでひとつずつ覚えていきましょう。

次の段階については今後、新しく記事を追加しようと考えていますので今しばらくお待ちください。
上の記事だけではわかりにくいだろうと思う部分もあるのでそこも掘り下げて説明できたらと思います。

まずは今回の記事の肝である単純化した手の描き方から覚え、そこから情報を少しづつ追加して手の描き方の経験を積んでいく方法をためしてみてください。

この描き方覚えていけば、実際の手の画像をモデルにして描く時も手の情報を単純化してとらえて描けるようになります。

少しでも参考になれば幸いです。

次回は「足の描き方に悩む人に向けて足の構造と考え方を実際の絵を使って解説」です。

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