同じ意味?違う意味?その1 「誰でもわかるシリーズ」

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今回は、ラットとマウスの違いや、明太子とたらこの違いのようになんとなく同じような、でもちょっと違うような言葉について違いを解説します。
知らない方は少しでもへーと思ってもらえればうれしいです。
またご存知であれば、「それ知ってる!」って感じで知識を深めてもらえたら幸いです。

はてなぎ
はてなぎ

ラットとマウスって両方ネズミじゃないの?

つぐま
つぐま

うん、両方ネズミだよ

でも少しだけ違いがあるんだ

はてなぎ
はてなぎ

マウスは実験されるほうでラットは実験されないほうかな

つぐま
つぐま

はてなぎちゃん…

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「ラット」と「マウス」

この二つの言葉は使われる場所によって違いが少し変化します。
英語圏では「ラット」と「マウス」には少し違いがあります。
大きなネズミのことを「ラット」、小さなネズミのことを「マウス」と呼び分けています。

さらに、「ラット」のほうが汚いイメージがあるらしく、嫌われていることが多いそうです。
逆に「マウス」はマスコットキャラクターで使われることも多く、可愛い動物としての認識です。

しかし、日本人は大きいねずみを見たときに「お、ラットがいる」みたいな言い方ほとんどしないですよね。
そして、ネズミはネズミということで「きれい」、「汚い」のように違いがあるように感じないですよね。
日本では、あまり使い分けはされていないということです。

そして、実験で使われている「ラット」と「マウス」には明確な違いがあります。
「ラット」はもともとドブネズミといわれる品種を改良して生みだされた種類です。
そして「マウス」はハツカネズミを品種改良して生みだされた種類なのです。

それだけでも、違いはあるのですが体にも違いがあります。

  • 「ラット」…体長は20cm前後、体重は大きいもので700gにも達するものがいる
  • 「マウス」…体長は大きいものでも10cmくらいで、体重も40g程度

この違いを見ると、やはり大きさで区別されているように見えますよね。
しかし、それ以外でも胆のうの有無(ラットは無い)、歯の形に違いがある、尿のにおいが臭い臭くない(ラットは臭くない)等、明確な違いがあります。

はてなぎ
はてなぎ

へー、ネズミだけでもこれだけの違いがあるんだ

つぐま
つぐま

なんとなく違うくらいにしか知らないことって深く知ると楽しいよね

はてなぎ
はてなぎ

どっちも実験されるんだ

つぐま
つぐま

はてなぎちゃん!?

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「たらこ」と「明太子」

次は「明太子」と「たらこ」の違いです。

実は「明太子」と「たらこ」は同じものです。
「え?違いの説明じゃないの?」って思いませんでしたか?

正確にいうと同じものでもあり違うものでもあります。
なぞなぞのような答えになっていますが細かく説明していきましょう。

まず、同じものである理由から。

もともと日本(特に西日本の一部の地域)では「明太子」というのは「たらこ」の方言だったのです。
そのため、「明太子」というと現在の「たらこ」をイメージする人もいます。

では、なぜ「たらこ」が「明太子」と呼ばれているのでしょうか。
その由来は昔、朝鮮語でスケトウダラのことを明太(ミョンテ)と呼んでおり、「明太の子」ということで日本の一部の地域で「明太子」と呼ばれています。

次に、違うものである理由です。

現在では「明太子」というのは「辛子明太子」のことを指す言葉として認識されています。
この場合の「辛子明太子」というのは、たらこを唐辛子でつけたもののことを指します。

ちなみにこれも、もともと朝鮮半島で生まれたものです。
それを味に改良を加えて現在の日本における「辛子明太子」にしたのが博多にある「ふくや」というお店です。

それが理由で、博多の「辛子明太子」が日本では特に有名になり、現在では「辛子明太子」のことが「明太子」と呼ばれるようになりました。

まとめると、現在は「たらこ」はタラの卵巣の塩漬け、「明太子」は「たらこ」を唐辛子でつけた「辛子明太子」のことを指す言葉として使われています。
そのため、「明太子」のほうが辛いという認識でいてもらっても差し支えありません。
調理の仕方が違うということですね。

はてなぎ
はてなぎ

明太子は唐辛子でつけているから辛い

つぐま
つぐま

うん、今の日本ではそれでほぼ通るよ

はてなぎ
はてなぎ

でも、たらこと明太子は実は同じもの

つぐま
つぐま

うん、その二つが入り混じっているせいで同じものでもあり、違うものでもあるという答えになったんだ

はてなぎ
はてなぎ

なんかややこしいね

つぐま
つぐま

調べてみると思ったよりも奥が深かったよ

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まとめ

  • 「ラット」と「マウス」は日本では同じネズミ、英語圏では大きさとイメージが違う
  • 実験動物としての「ラット」はドブネズミの品種改良、「マウス」はハツカネズミの品種改良、そのため明確に違いがある
  • 「たらこ」と「明太子」は元は同じもの、しかし「たらこ」を唐辛子でつけた「辛子明太子」が有名になったため現在では違うもの扱い

今回は、「ラット」と「マウス」、「たらこ」と「明太子」について調べてみました。
同じ意味なのか、違う意味なのか知っているようで知らないもののまとめをシリーズ化していこうと思っています。

part2になります、こちらも是非ご覧ください。

同じ意味?違う意味?その2 「誰でもわかるシリーズ」
第二弾、知っているようで知らない、似ているようで違うものについて違いをまとめてみました。

その他にも、色々な日常の疑問を解説していますので、興味のある方やお時間の許す方はこちらの「ハテナと疑問」へどうぞ。

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