汗がにおう原因って?その対策は?-誰でもわかる!簡単解説-


夏になると汗をかきます。しかも、最近は夏の暑さが普通じゃないため避けては通れない悩みがあります。

それは汗のにおい。

次のような悩みがある方は是非ご一読ください。

  • 汗がにおう原因って何?
  • 汗のにおいをなんとか抑えたい
  • においを抑える商品はどんなものがあるの?
はてなぎ

夏は暑いね!汗もいっぱいかくし、汗くさくなるのもいやだよ

つぐま

実はクマの僕はほとんど汗をかかないんだよ

はてなぎ

そうなんだ!いいなぁ

つぐま

でもはてなぎちゃんが辛そうだからちょっと調べてみようか

はてなぎ

いつもありがとう、つぐまさん

この記事を読んで、汗のにおいの原因と対策を知りましょう。
明日から汗のにおいの不安とはおさらばです。

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汗のにおう原因って何?

汗がにおう原因は、細菌です。

といっても、汗の中に細菌がいるわけではありません。
皮膚の表面に細菌が存在しています。

これだけ聞くと細菌が臭いの?と思うかもしれませんが実はそうではありません。
汗が皮膚の表面にある皮脂やアカと混じることで、細菌が分解するようになります。

その分解した後の物質がにおいを発しているのです。
イヤな言い方をしてしまえば細菌のフンが臭いというわけですね。

汗はもともと無臭

そうなると次の疑問がわいてきます。
細菌のフンが臭いということは汗自体はどうなの?って思いますよね。

タイトルでしっかりとネタバレしていますが、汗はもともと無臭なのです。

汗は体中にある汗腺という器官からかきます。
その汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2種類存在します。

エクリン腺とアポクリン腺

エクリン腺とアポクリン腺についてまとめました。

エクリン腺
  • 体中にある汗腺
  • エクリン腺からかく汗は無色無臭
  • 基本的に体温調整のためにかく汗を出す器官
アポクリン腺
  • 存在する部位が決まっている、特にわきの下に多い
  • アポクリン腺からかく汗はほぼ無臭で乳白色
  • もともとはフェロモンの役割を果たしていた

こうしてみると、双方の器官から汗をかく理由が違いますね。

しかし、共通していることもあります。
それはどちらの汗も単独ではくさいにおいを発していないということです。
最初に説明させてもらったとおりにおいを出す原因は細菌なのです。

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汗のにおいを抑える方法は?

では次に汗のにおいを抑える方法についてみていきましょう。

それはいい汗をかくことです。

ではいい汗とは一体どういうことなのでしょうか。

いい汗と悪い汗

汗にはいい汗と悪い汗が存在します。
いい汗はくさくなりにくく、悪い汗はくさくなりやすいです。

汗というのは血液から生成されています。
赤くないのは赤血球が取り除かれているためです。

しかし、汗のもととなる「血漿(けっしょう)」という成分にはミネラルが大量に含まれています。

最近は熱中症になる人が増えていることで、体のミネラルを失う危険性についてご存知の方も多いと思います。

いい汗とは、そのミネラル成分がほとんど含まれていない汗のことを指します。

逆に悪い汗は、ミネラル成分が多く含まれたままかいてしまう汗のことを指します。

いい汗はミネラルをあまり含んでいないため、サラサラで乾きやすい性質があり、悪い汗はベタベタして乾きにくい性質をもっています。

しかもこのミネラルという余分な成分を細菌が好むためにおいのもとになりやすいのです。

いい汗をかけるようになればにおわなくなる理由がこれです。

いい汗をかくために

では、いい汗をかくためにはどうしたらいいのでしょうか。

それは汗腺を鍛えることです。

汗は汗腺からでるまでに、通常はミネラルの成分だけろ過されて体に残る仕組みになっています。

ろ過する機能が弱いほどミネラルが残ったままの汗が体の外に出てしまうというわけです。

汗腺を鍛えるというのは、そのろ過機能を鍛えることです。
鍛え方は簡単です、汗をたくさんかくことです。

効果的なのは毎日の適度な運動です。
ジョギング等を毎日行い汗をかくことで、汗腺が鍛えられいい汗をかけるようになります。

するとサラサラな汗をかくことができるため不快な思いをしなくて済み、体のミネラルも守ることができるため夏場でも熱中症になりにくいといういいことづくめになります。

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においを抑える商品にはどんなものがあるの?

毎日の適度な運動で汗腺を鍛えればいい汗をかくことができ、においが抑えられます。

といわれて、「わかりました!これから毎日運動します!」となるのはなかなか難しいですよね。

それ以外の方法でにおいを抑える方法がないか知りたくなるのが人の常。

ご安心ください、世間には汗を抑える商品や汗のにおいを抑えることができる商品が山のように存在しています。

制汗剤やデオドラント剤といわれるものです。

制汗剤

制汗剤とは、汗そのものを抑える商品です。

汗のかき自体を抑えるタイプと、かいた汗を吸収するタイプの制汗剤が存在します。

さらに使用方法も次の4つのタイプにわかれます。

  • スプレータイプ
  • シートタイプ
  • ジェル・クリームタイプ
  • ロールオンタイプ

一長一短ありますので、使う場面や部位、効果をよく考えて使い分けるのが理想的です。

それぞれのタイプの商品を一例として紹介しています。

スプレータイプ

スプレータイプは汗を抑えたい部位にシュっとかけるだけのお手軽制汗剤です。

値段も安く、使う場所やタイミングをあまり選ばないため非常に使いやすいです。

しかし、制汗の能力は他のタイプと比べ少し劣ります。

シートタイプ

シートタイプは、1枚で広範囲の部位に使用することができスプレータイプほどではないですがお手軽に使用できる制汗剤です。

特に汗そのものをふき取ることができることが大きなメリットで、使った後はすっきりとした爽快感を得ることができます。

どちらかというと汗を抑えるというよりは、汗を吸収する効果が強いものと考えてください。

ジェル・クリームタイプ

効果の高さだけをみれば純粋におすすめなのがこのジェル・クリームタイプです。

商品にもよりますが、汗をおさえる能力は群を抜いていると思います。

しかし、手軽さはスプレータイプやシートタイプに比べると少し劣ります。

持続時間の長いものを選び、家で塗っていくことで快適な一日を過ごしましょう。

スティック・ロールオンタイプ

最後にスティック・ロールオンタイプです。

こちらもジェル・クリームタイプについで効果が高く、さらに手が汚れないというメリットがあります。

特にこのタイプはワキ用の商品が多く、限られた部位に使うことが多いように感じます。

デオドラント剤

デオドラント剤は、汗のにおいを抑える商品です。

消臭効果とにおいの原因を作る細菌そのものをおさえることでにおいを抑えます。

上記の制汗剤の中でもジェル・クリームタイプはデオドラント剤としての効果を含んでいるものもあります。

注意すべきは、においを消すために別の強いにおいで上書きするタイプのデオドラント剤は根本的な解決になっていないため、あまり選ばないほうがいいということです。

無香料でもいいので、しっかりと消臭、細菌を抑える効果があるものを選びましょう。

はてなぎ

制汗剤かー、今度くーちゃんの分も持って行ってあげようかな

つぐま

草子さんはあんまり興味なさそうだけどね

はてなぎ

そんなこといったら、「乙女をなんだと思ってるんだ!」ってくーちゃんまた怒ると思うよ

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まとめ

夏場に汗をかくこと自体は防ぐことができません。

イヤなにおいを抑えるためには、いい汗をかくために汗腺を鍛えることや制汗剤・デオドラント剤を使った対策は必須といえるでしょう。

イヤな汗のにおいが少しでも改善される手助けとなれたなら幸いです。

  • 汗そのものがにおうわけではなく、汗と皮脂やアカが混ざったもの、ミネラルを多く含んだ汗を細菌が分解したときにイヤなにおいが発生する
  • 汗腺を鍛えることでミネラルをあまり含まないいい汗をかくことができる
  • いい汗はサラサラで乾きやすく、においがほとんどしない
  • 汗腺を鍛えるためには毎日のジョギング等の適度な運動がおすすめ
  • 制汗剤やデオドラント剤を使って汗そのものやにおいを抑えることができる

今回は汗がにおう原因とその対策についてまとめました。

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