Qi(チー)とは? その仕組みは?-誰でもわかる!簡単解説-


みなさん「Qi(チー)」ってご存知ですか?
初めて聞く方もいらっしゃるかもしれません。

Qiというのはワイヤレス充電器の規格のことです。
ワイヤレスで充電ができるなんてとても未来感がありますよね。

このQiを使ったワイヤレス充電器、一体どういった使い方で、どういう仕組みなのかちょっと気になりませんか?

今回はQIについて解説します。

はてなぎ

チーってなんかすごくかわいいね

つぐま

うん、初めて聞いた時同じこと思ったよ

はてなぎ

でもどうしてQiって書いてチーって読むんだろう

つぐま

そういった面も含めて今日はQiについて見ていこうか

スポンサーリンク

Qiについて

まずQiというのがどういったものかウィキさんに聞いてみましょう。

Qi(チー)とは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(Wireless Power Consortium; WPC)が策定したワイヤレス給電の国際標準規格である[

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ということだそうです。

このワイヤレスパワーコンソーシアムというのは、Qiの規格を作り普及させるために作られた団体だそうです。

うん、卵が先か鶏が先か。

そして冒頭でもお伝えしましたがQiというのは、無線で充電をするための規格ということですね。

もう少し詳しく説明すると、現時点ではスマートフォンや携帯を対象にした15W以下の低電力用のみ規格されています。

基本的にスマートフォンを充電するためには、有線のコードを刺さないといけないため少しの手間と、何回も抜き差しするためコード自体が傷んでしまうデメリットがありますよね。Qiはそれを解消してくれる素敵な規格というわけです。

名前の由来

Qi(チー)という可愛い名前は、実は中国語から名づけられました。

中国語の「気」という言葉が由来で、その発音が”qi(チー)”なのです。

線を使わずに充電できるというのは、中国の気功のようなイメージがあったのかなと想像できますね。

はてなぎ

線なしで充電できるだ、すごい!

つぐま

まだスマホや携帯だけの規格みたいだけどね

はてなぎ

それでもすごいよ、どうやって充電してるんだろう

つぐま

少しだけ難しい話になるから頑張ってね

はてなぎ

うん、頑張る

スポンサーリンク

Qiの仕組み

Qiで使用されているワイヤレス充電の仕組みは電磁誘導と呼ばれるものです。

電磁誘導をものすごく簡単に説明すると、針金のような細い金属をぐるぐる巻きにしたコイルと呼ばれるものに、磁石を近づけたり遠ざけたりすると電力が発生します。
この作用のことを電磁誘導作用と呼びます。
どうして?と思われる方もいらっしゃると思いますが、今回はそういうものなんだなと思ってください。

Qiはその電磁誘導の仕組みを利用します。
二つのコイルを並べその片方に電力を流すと磁束というものが発生します。
すごくおおざっぱな考え方をするとこれが先ほどの電磁誘導の説明の際の磁石の変わりになるわけですが、その磁束をもう片方のコイルに渡すことで発生する起電力を使って充電するという仕組みです。

つぐま

わかる?

はてなぎ

わかるない

つぐま

結局はコイルで磁束を発生させ、もう一つのコイルにその磁束を渡すことでそちらでも電力が発生するからその電力を使って充電しようという仕組みだよ

はてなぎ

うん、わかるない

つぐま

ファイト、はてなぎちゃん

スポンサーリンク

Qiの使い方

では、Qiはどうやって使われているのでしょうか?(厳密にはQiを利用したワイヤレス充電機器)

それは、充電パッドと呼ばれる設置型のワイヤレス充電器の上に充電したいスマートフォン等を置くだけです。
また、立てかけるスタンドタイプもあります。

ものすごく簡単で、手間もかからないですよね。

当初は、送電する側のコイルの位置が決まっていたため、置く場所が少しずれると充電きないというデメリットもありました。
しかし最近の充電パッドは、なんと自分で充電する側のコイルの位置を探して送電する側のコイルがパッドの中を移動してくれるようになっています。

スポンサーリンク

Qiのメリットデメリット

メリット

では、このQiを使ったワイヤレス充電にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

先ほどの説明にもありましたが、有線での充電だと線が痛むというデメリットがありましたよね。まずそれがなくなります。

また、同じQiの規格を使用しているものであれば一つの充電器で色々な機器の充電をすることが可能です。
コンセントもコードもたくさんいらないというのは画期的ですよね。
その場合は、一気にたくさんの機器の充電はできないですが。

デメリット

また、どんなものにもデメリットというものは存在します。

では、Qiを利用したワイヤレス充電器のデメリットとはどういったものでしょうか。

最も大きなデメリットといえば充電効率です。
やはり、有線で充電することを考えると現段階では電力のロスが多く時間がかかってしまいます。

もう一つは、スマートフォンだと特に多いと思いますがケースを使用している場合、うまく充電できない可能性があるということです。

基本的には、ケースを外して充電することが好ましいとされているのでうまく充電されるケースならいいのですが、そうでない場合はいちいち外さないといけないというデメリットが存在します。

このようなデメリットは存在しますが、さっと上に置くだけで充電してくれるのは非常に便利だと筆者は感じます。
みなさんはどう感じますか?

将来的には充電可能距離を伸ばし、近くにいるだけでいつの間にか充電されているような進歩が期待されています。

はてなぎ

なんか未来っぽくてかっこいいなぁ

つぐま

技術の進歩って本当にすごいよね

はてなぎ

いつか使ってみよう、はてなぎは決意した

つぐま

セーブしますか?

スポンサーリンク

まとめ

  • Qi(チー)とはワイヤレス充電の規格の一つ
  • 電磁誘導という仕組みを利用している
  • 上に置くだけで充電できるパッドと立てかけるスタンドタイプのワイヤレス充電器がある

今回はQi(チー)について解説しました。

もしご興味があれば、よろしければこちらもご覧ください

誰でもわかる!Bluetoothとは?
イヤホン等に使用されているBluetooth(ブルートゥース)とはどういったもので、どういったデメリットがあるのでしょうか。Bluetoothについて解説します。
現代人の天敵?ブルーライトの影響について-誰でもわかる!簡単解説-
ブルーライトは現代人の天敵なのか!? ブルーライトについて解説しました。

その他にも、色々な日常の疑問を解説していますので、興味のある方やお時間の許す方はこちらの「ハテナと疑問」へどうぞ。