漫画の描き方【キャラクター設定を作ろう】

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漫画の創作をするときに、最初に何を考えますか?

基本的にはキャラクターかシナリオ(世界観)から始まると思います。

今回はその中でもキャラクターの設定について説明をしていこうと思います。

次のような悩みのある方はこの記事を是非ご一読ください。

  • キャラクターの設定の作り方を知りたい
  • キャラクターの個性や魅力を出したい

キャラクターの設定の基本を知り、満足のいくキャラクターを作れるようになりましょう。

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キャラクター設定を作ろう

キャラクターが生まれる方法には、色々な道順があります。

  1. 最初から作っていくパターン
  2. ひらめきで生まれてくるパターン
  3. 世界観を作ってから登場人物を作るパターン
  4. パクリ

このようなパターンがありますが、筆者の場合は2番と3番が基本的です。

順番に見ていきましょう。

最初から作っていくパターン

筆者はこのパターンで作ることがほとんどありません。

なぜなら、筆者は描きたい漫画のストーリーを最初に考えるからです。

このパターンでキャラクターを考える場合、キャラクターシートを作るところから始めることになるでしょう。(ちなみにキャラクターシート自体は書くタイミングが前後するだけでどのパターンでも必要です)

キャラクターシートというのは、キャラクターの履歴書を作るものと考えてください。

だいたい、以下のような感じです。

  • 名前
  • 性別
  • 年齢
  • しゃべり方(一人称、二人称等)
  • 見た目(キャラクターデザイン)
  • 特徴や癖
  • 性格
  • 家族構成(種族)

これ以外でも住所を考えたり、社会的立場を考えることもあります。
プロの作家さんによってはテーマソングを考える方もいらっしゃいます。
そこは楽しく自由に書き込んでいきましょう。

ただし、キャラクターシートは細かく書き込めば書き込むほどキャラの密度は増えますが、ここで注意が必要なのは書き込んだ設定が矛盾していないかを確認することです。

設定の矛盾は二面性という魅力や個性として発揮することはありますが、後付けや盛り込みすぎる設定にはしないようにしましょう。
キャラクターに一本筋が通らないことになり魅力を半減させてしまいかねません。
ご都合主義の設定はご法度です。

ひらめきで生まれるパターン

このパターンはだいたいキャラクターデザインを描いているときに生まれます。

絵を描いている人にはあるあるだと思いますが子どもの頃、落書きをしているときになんとなく生まれたキャラクターを気にいってそのまま名前を付けちゃったりしたことはありませんか?

その段階で、名前や性別等が決まっているので残りの設定を埋めていき漫画のキャラクターとして登場させることは大人の作家さんの中でもある話なのです。

キャラクターが生まれる可能性が一番高いのがこのパターンだと筆者は感じています。

世界観を作ってから登場人物を作るパターン

「こんな話を描きたい」「こんなシーンを出したい」というようなところからシナリオをひろげていく中で話を動かす登場人物たちの行動理由の動機や、結末を考えていくと人物像が浮き上がってきてそのままキャラクターを作るパターンです。

「こういう行動や動機があるキャラクターならこんな性格かもしれない」「こんな見た目の女性かもしれない」「こういう生まれの人なのかもしれない」のように脳内のキャラクターシートが自動的に埋まっていく感じです。

そのあとに実際の紙にキャラクターシートを書いたりして固定化させています。

つぐま
つぐま

最初、つぐまって名前が先に生まれてクマの僕が生まれたんだよね

草子
草子

クマだから森、そしてそのあとブログの講座の説明をするキャラクターが必要だから私が生まれたわけだ

つぐま
つぐま

そういういきさつがあるから、実は上の説明でいえば1と3の複合パターンともいえるんだよね

草子
草子

まぁとりあえずメタいな

つぐま
つぐま

たしかにメタいね

はてなぎ
はてなぎ

メタい?メタ〇イト?

草子
草子

ヤメロ

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キャラクターに個性や魅力を出そう

キャラクターの個性や魅力を出そうとするとき、まず思いつくのはいいところ(長所)でしょう。

しかし、同時に悪いところ(短所)を作っていくことも非常に重要です。
長所の裏に短所があることがキャラクターの個性を光らせます。
二面性(ギャップ)は強く印象を与えるということですね。

例えば以下のような感じです。

  • 大人に対しては粗暴で乱暴な物言いをする(+要素)が、子どもや動物には優しい(-要素)
  • 普段はにっこり笑顔で人当りのよさそうな顔をしている(+要素)が、素性や本音を話さないため不気味に感じる(-要素)
  • おっとりで普段は優しい(+要素)が、怒らせると手が付けられなくなる(-要素)
  • 世界最強の肉体を持っている(+要素)が、実は活動可能時間が短い(-要素)
  • ツンデレ(±要素)

この二面性は、性格や境遇によるキャラクターの性質、能力などにも応用が効きます。

キャラクターのメリットばかりを書いていくとキャラクターの個性や魅力から離れていきます。

メリットを書くと同時にデメリットを書くことでキャラクターに人間味がでてきて、感情移入しやすい魅力的なキャラクターが出来上がるというわけです。

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まとめ

漫画のキャラクターの設定作りは、上記の通り色々なパターンがあります。
キャラクター作りは本来楽しいものです。

自分にとってワクワクして、楽しそうだと思ったものがあればそれを参考に一度作ってみてはいかかでしょうか?

キャラクターの魅力は二面性に強く起因しているといえます。
漫画のシナリオ上でも、その二面性がストーリーを面白くさせる要因になるので自分の作ったキャラクターは大事に育ててあげましょう。

  • キャラクターが生まれる手順には、「1から作る」「ひらめく」「世界観から生まれる」のパターンがある
  • キャラクターの個性や魅力は、長所だけではうまれにくく短所と合わせた二面性(ギャップ)をうまくいかせることが大事
  • 自分の作ったキャラクターは大事に育ててあげる

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