前回の記事で必要な道具について簡単に説明しましたが、それぞれの道具を実際に使っているところを見せつつもう少し補足的に解説します。
前回のアナログ漫画を描く時に必要な道具を使ってきた経験から解説(写真付)はこちらからどうぞ。
この記事ではその中でも「つけペン」にスポットをあてています。
次のような悩みのある方は是非ご覧ください。
- アナログ漫画を描いてみたいが、つけペンを使ったことがない
- つけペンを使っているところを実際に見てみたい
※この記事は、動画を使用しているため少し重くなります、ご了承ください。
つけペンを使う前に用意しておく物
インクとペン以外に用意しておくといいものは、水の入った小さい容器とティッシュです。
筆者は特にガラスの小さな容器を使っています。
重いほうが倒れにくいためです。
ペン入れをしているときにペン先についたインクを定期的にティッシュで拭くのですが、インクが渇いてきた際に拭くだけではとれなくなるため、水につけて拭い落とすこともあるためです。
3種類のつけペンの具体的な使い方
新しいペン先には、サビ止めのために油がコーティングされています。
つけペンにペン先を刺した後、ペン先を水につけてティッシュで拭ったりライターであぶって落としてから使ったりします。
↓の動画はライターであぶって落とす方法です。
Gペン
使っていて一番素直に描けるなと思うのはこのペンです。
ちょっとした力でペン先がすぐ開くので、太い線、細い線の描き分けがしやすいです。
線の強弱を表現したいとき、元気な絵のタッチを表現しやすいのではと思います。(少年漫画向き)
カブラペン(サジペン)
Gペンと比べてかなり硬いです。
その分、統一された線を引きやすいので、落ち着いた安定したタッチを望む人はカブラペンを使ってみてはどうでしょうか?
力の加減で線が暴走したりしないですよ。
丸ペン
他の2種類のペンと形が違い、力加減や使い方も変わってきます。
Gペンのように動かしても、丸ペンはそのタッチにはならず、そもそもペン先が自分の思い通りに動いてくれません。
丸ペンは横には動かないと思ってください、紙にひっかかります。
本当に繊細なタッチを望む人や、背景などの細かい描き込みに使うためのペンだと感じます。
使い終わったペンの保存の仕方
ペン先は消耗品ではありますが、使い捨てではありません。
捨てるタイミングはその人の好みで変わってきます。
先が割れるまで使う人もいれば、先がちょっとでも丸くなって感覚が変わっただけで捨てる人もいます。
人それぞれなので、捨て時になるまでは保存する必要があります。
1度ペン入れに使ったペン先は、そのままにしておくとペン先はサビていってしまいます。
乾燥剤の入ったフタつきの小瓶などを用意しておき、使い終わったペン先はそこに入れます。
乾燥剤はお菓子等に入っている小さいものを見つけたら確保しておきましょう。
こうしておくとサビにくくなり、使いたときに再利用できます。
まとめ
つけペン3種類の使い方、保存の仕方について解説しました。
ペン先3種類の描き方をみせましたが、メーカーによっても描き味が変わってくるので少しずつ色んなペン軸を試して自分に合うものを探してください。
つけペンの良さは筆者もまだまだ研究中ですが、思い通りに動かせるようになれば味のある線を引いておもむきのある漫画が描けるようになると思っています。
みんな一緒に研究しようぜ!
作品5本くらい作って初めてチュートリアルが終了するっていわれたからな
そんなに難しいんだ
みんなも研究しようぜぇー
漫画と絵の描き方のまとめ記事です、興味のある方は↓もご覧ください。
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