UMA(ユーマ)とはUnidentified(未確認) Mysterious(不思議な) Animals(動物たち)の頭文字をとったものです。
日本語では未確認動物といわれています。様々な場所で目撃例があるにも関わらず、実在は確認されていない生き物達、どこか神秘的で怖くもあり、ロマンあふれるUMA達のうち、特に有名なものを5種類紹介します。
なんだか宇宙人のときみたいなテーマだね
うん、面白そうだから調べてみようと思う
チュパカブラ
南米での目撃例が多く、アメリカでも目撃されているUMAです。彼らは家畜の血を吸います。そのため、スペイン語で吸うの意味を持つチュパとヤギの意味をもつカブラいう言葉をつなげ名付けられました。1995年の2月ごろ、プエルトリコで初めて目撃され、その後は南米各地で目撃例があります。
特徴
目撃証言によって、微妙な違いはあるものの、身長はだいたい1メートルから1.8メートルで赤くて大きい目をしています。異常なジャンプ力があり、5mもの高さをジャンプしたという報告もあります。
ヤギを吸うという名前のチュパカブラですが、その他の家畜や人間を襲ったという報告まであり、血液を吸うために首周辺に2~4箇所の穴が開いていることが特徴です。
最初に目撃されてから数年は、二足歩行をする生き物だという報告が多く、背中にトゲが生えているといわれていました。しかし、時間が立つにつれ、四足歩行をするイヌやオオカミのような姿をしているという報告に変化していきました。ちなみに、日本ではほとんど報告例がありません。
正体
チュパカブラの正体は様々な説があります。写真や動画で撮影されていたり、毛や骨が採取されたりと、実在しているかのような証拠がたくさんありますが、そのほとんどは作り物や、偽物であることがわかっています。
見間違いによる報告もたくさんあり、その中でも、野犬やオオカミ、コヨーテなどが皮膚病にかかると毛が抜け落ち、皮膚にしわが寄ります。暗闇では、その姿が奇妙な生物に見えてしまいチュパカブラと見間違えたということです。
また大きな赤い目がグレイとよく似ているという理由から、宇宙人であるという説も存在します。
その他にも、人間による悪質ないたずらや、実験による生物兵器である説、動物の死体に昆虫であるウジが大量に発生し血液が抜かれていた、などたくさんの説はあります。しかし、実際はどの説が正しいのか、もしくはそれぞれの噂が合わさったものなのかはっきりとはしていません。
もし、このような生き物が存在したら気軽に夜中に散歩なんてできなくなりそうですね。
ツチノコ
日本では非常に多くの目撃例があり、誰もが一度は名前を聞いたことがあるツチノコもUMAに分類されます。
胴が太く、鎚(ツチ)に似た形をしているためツチノコと呼ばれています。日本の北海道と南西諸島を除くすべての地域で目撃例があるにも関わらず未だに捕獲されたことはありません。
そのため、生け捕りに成功した場合は、最高で2億円もの懸賞金がかけられていたこともあります。(残念ながら現在は終了しています)
特徴
ヘビのような姿で、胴の中央部が膨れている姿をしています。また10mもの高さをジャンプする説も存在しています。鳴き声をあげ、日本酒を好みいびきをかくといわれていますが、特徴が少しおじさんなところがありますね。姿をイメージしながらだと少し可愛くも感じてしまいます。
正体
形がヘビに似ているためか、爬虫類の誤認であるという説が最も有力です。アオジタトカゲやマツサカトカゲと呼ばれるトカゲ、デスアダーやヒメハブと呼ばれる胴が太くて短いヘビをツチノコと見間違えたというものです。
また、ヤマカガシやニホンマムシのようなヘビが妊娠していると、おなかが膨らむため、その姿がツチノコに見えた可能性もあります。
現在でも、賞金をかけている県や団体は存在するため、一攫千金のために探してみるのもロマンがあるかもしれませんね。
イエティ
ヒマラヤ山脈に住んでいるといわれるUMAです。1887年に足跡が発見されたことで有名になりました。
3種類のイエティが目撃されており、ズーティ、ミィティ、イエティと呼ばれています。イエティの名前の由来はネパールの少数民族であるシェルパ族の言葉で岩を意味する言葉と、動物を意味する言葉を合わせたものです。
一番大型なものが4mを超すといわれているので、岩のように大きな動物という意味で名付けられたのかもしれませんね。
特徴
3種類のイエティたちはそれぞれ大きさが違い、一番大型な個体が4m超、中型の個体が2.5m程度、一番小さい個体でも1.5mあります。
この3体は家族であるともいわれています。親子である可能性があるということですね。前身が毛でおおわれており、人のように直立歩行するといわれています。
正体
一時期、イエティは未確認の巨大な類人猿として恐れられていました。しかし、調査、研究が進み現在ではおそらくヒグマである可能性が高いという結論が出されています。発見された足跡は、実はキツネのものだったという調査結果や、シェルパ族にヒグマを見せたところイエティと認識したといういうことです。
しかし、世の中にはいまだにたくさんのナゾが残されています。そのため、調査結果とは違う現実がどこかで姿を現すかもしれませんね。
モスマン
モス(蛾)のマン(人間)と呼ばれるモスマンは、アメリカのウェストバージニア州で1966年11月に初めて目撃されました。時速160kmの車に簡単に追いつくほどの飛行能力を持っている大型のUMAです。
特徴
体長は2m近くあり、車より早い速度で飛ぶ大きな翼を持つ生き物です。目が異常に大きく赤く輝き、目と目の間が大きく開いているそうです(目撃者の意見が一致する部分)。しかし、姿をしっかり見た人はいないため、顔の詳細がはっきりとしません。鳴き声を発したという証言もあり、ネズミやコウモリのような鳴き声です。
正体
大きな翼を持つということから、大型の猛禽類を誤認したという可能性があります。特にイヌワシは、モスマンの鳴き声や飛び方によく似ていますが、目が異様に大きいという点が一致しません。同じ鳥類で、ツルやフクロウの説もたびたびあげられるそうです。
また、同時期にUFOが目撃されていたことから宇宙人のペットではないという説もあります。目撃例が減少するタイミングも同じなようです。
このように、奇怪な特徴をもつモスマンですが、初めて発見された13か月後以降は目撃例は途絶えているようです。
ネッシー
やはり、UMAの最後を締めるのはネッシーでしょう。 イギリスのスコットランドのネス湖で目撃されたことからネッシーという通称で呼ばれています。
ネッシーが写った有名な「外科医の写真」といわれる証拠写真はねつ造であることが判明しています。しかし、現在でもネッシーが住むといわれるネス湖ではナゾの巨大な生物が目撃されているのです。
特徴
恐竜時代に存在していたとされる、大型の水性爬虫類の首長竜プレシオサウルスの生き残りではないかといわれています。大きさは10m~20mあり、時速30km~60kmで泳ぐことができます。人を襲ったという記録がないため、穏やかな性格であると考えられています。
正体
サーカス団のゾウがネス湖に立ち寄った際に見間違えたという説や、北海からチョウザメがネス川をさかのぼったのではないかという説もあります。
その他にも、ボートに乗っている人たちの目撃証言がほとんどなく、旅行者やボートに乗らない人たちによる目撃証言が多数あることから、ボートによって発生する波がネッシーに見えた可能性もあるといわれています。
科学的な観点や調査では、大型の爬虫類がネス湖に存在していることは皆無に近いとまでいわれている昨今ですが、ネッシーに限らず目撃例がある間はロマンを追っていたいですよね。
怖い生き物もでてきたけど、いるかいないかわからない生き物ってなんだか素敵だね
うん、UMAにはロマンを感じてしまうよね
でもイエティって実はつぐまさんだったりして
え?
え?
まとめ
- 世界にはたくさんのUMA(未確認生物)が存在する
- 有名なUMAでも科学的な研究や調査でほぼ否定されているものもいる
今回はUMAについて調べてみました。
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