前回の講座では、ラフを描くところまできました。
ラフというのはぼんやりしたイメージを具体化させるものです。
どういう絵を描きたいか、どんなテーマを描きたいかがラフを描くことで少しずつイメージが出来上がっていきます。
部屋のレイアウトで例えるなら、真っ白な部屋に何を配置するかをなんとなく書き出しているところと思ってもらえればいいと思います。
ラフを描くことで、ある程度描きたい絵のイメージできたら、次に行うのが下書きです。
下書きを描く
下書きを描く作業というのは、より明確にどんな絵を描くかを鮮明にする行程です。
先ほどの例えでいうなら実際にどのような家具を配置するか、財布と相談したり、部屋の大きさを意識したりする行程です。
その際に自分が思い描くテーマに合わせた資料を、ネットや書籍で集めて作業をしたほうがよりリアルになります。
その作業を怠ると、絵に説得力(微妙に意味合いは違いますが現実味)がなくなります。説得力を上げること=絵がうまくなるにつながるのです。
ちなみに、絵がうまいと絵がきれいは一致しない
本人がどこの方向性に向けて絵を描きたいかでその意味合いは変わってくるからね
ちょっと難しいよ、方向性っていうのは?
絵がうまいっていうのは表現力だと思っているから
少女漫画みたいな絵が描きたいのか、少年漫画のような絵が描きたいのかってことよ
じゃあ僕は、やっぱり少年漫画の熱い絵が描きたいなぁ
熱い漫画といえば今の私のブームは、ウィークリング車輪よ
草子さん、人間界から離れて長いからね…
森神様ー
清書を描く(本描き)
下書きが出来上がったら、仕上げにかかります。
今回も、人によってそれぞれその作業のやり方が変わります。
私は、基本的に鉛筆書きに魂をささげているので、下書きが完成したら改めて新しい白い紙とその下書きをトレース台の上で重ねて、できるだけよごさないためにも一発書きを意識して描いています。
ただし、これは私の独学によるものなので少し参考にはしづらいかもしれません。
清書というのはそれ以外にもたくさんあり、例えば漫画であれば原稿に鉛筆で下書きを描き、インクを使って下書きをなぞりペン入れをするという形もあります。
その後、ベタ入れやトーン処理をして漫画原稿を完成させていきます。
また、デジタル画になるとレイヤーという機能を使い、下書きレイヤーの上から線画を描きます。
カラーイラストにしたい場合はそこから色塗りを始め完成させていきます。
清書といっても、上記のように完成させる過程は様々です。
絵を描き慣れないうちは、絵を完成させることが絵の上達への第一歩となります。
その数をこなせばこなすほど、画力は上がります。
完成させ続けた経験値は、ウソはつきません。
なんか壮大なストーリーのようだった
感覚でやっている身としては言葉で説明するような大げさなことだと思ってないんだけどね
天才と凡才の差か…
ただのクマと引きこもりの会話でしょ
やってきた積み重ねがそうなっただけよ
努力と経験値なんだね、すごい!
まぁ描くの楽しかったからね
好きこそものの上手なれ、だね
(そういう言葉どこで覚えてくるんだ)
まとめ
- 下書きは、実際の資料等を見て描くことでより絵に説得力を持たせよう
- 清書は、どういう形であれ絵を完成させること
- 絵を完成させることの積み重ねが、絵の上達の着実な第一歩!
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可能な限りお答えしようと思います。
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