さぁ、絵を描きましょう。
その前に、どんな絵を描きましょうか?
みなさんは描くときにテーマを考えていますか?
絵のテーマを考える
最初はぼんやりでもいいので、一番初めに絵のテーマを考えてみてください。
例えば、「可愛い女の子が描きたい」や「かっこいい男の子が描きたい」というようなものでもいいですし、「こんな風景が描きたい」「あるキャラクターとキャラクターのコンビを描きたい」でもいいでしょう。
そのぼんやりとした発想から、より具体的なイメージを作り上げ、絵にしていく練習をすることで絵は必ず上達します。
テーマを考えずに、描き始めようと思っても、描いているもの自体が漠然としてしまい、練習としては効果が薄いです。
例えば私の場合、「つぐまと草子がいる絵を描きたい」と思ったとしましょう。
二人は、森に棲んでいるので「森の中にいる情景の二人を描こう」と思う発想につながります。
これで、テーマができたので、次は構図(絵の全体の構成)を考えるステップに進みます。
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon3.jpg)
テーマを考えるかー、じゃあ僕ははてなぎちゃんのおつかいでも描こうかな
![草子](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/kusakosicon1.jpg)
どうしてそうなった
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon11.jpg)
よく、草子さんにご飯を届けている姿を見ているからかな
![草子](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/kusakosicon8.jpg)
次はモダン焼きを頼んでるんだ、ぐへへ
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon11.jpg)
じゃあそれを描こっと
絵の構図を考える
テーマを考えたら、次は絵の構図を考えましょう。
これは前後逆でもかまいません。
こんな構図を描こうと考えてから、それにあったテーマをあてはめるというのもありです。
ようは、着想から形を作り上げて絵にするということが大事だと私は考えます。
前回でもいいましたが、色んな作品を見ることによって、好きを増やすことが着想の引き出しを増やすことにつながります。
よって好きを増やしましょう。
「つぐまと草子」の場合は、森を表現したいという意識があるため、自然とあおりの絵になります。
俯瞰の場合、木々が邪魔してキャラクターがうまく表現できないと感じるためです。
最初のうちは、理由を考えながら構図をイメージすることになるでしょう。
しかし、着想から形を作り上げていく練習を続けていると、テーマを考えた段階で構図がふんわり浮かんでくるようになります。
そのふんわりした構図のイメージをより明確にするために描くものがラフです。
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon3.jpg)
んー、構図が思いつかない
![草子](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/kusakosicon1.jpg)
思いつかないときはインスピレーションをもらうために他の人の絵や漫画、映画でも見たり、逆に気分転換に散歩でもしてみてもいいかもよ
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon3.jpg)
散歩なんかしたら、他のことを考えちゃわない?
![草子](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/kusakosicon1.jpg)
別のことしてても新しい発想がでてきたりするもんだよ
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon3.jpg)
じゃあ散歩ついでに草子さんの絵でも見てこよう
![草子](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/kusakosicon7.jpg)
どこで私の絵を見つけた!
ラフを描く
ラフを描くとき、人それぞれでどう描くかは違うと思います。
私の場合、棒人間でキャラクターをざっと描きます。
線をいれて地平線や水平線を描くところから始めることもあります。
ラフというのは自分のイメージを固定するための作業なので、自分だけがわかる絵でいいのです。
ラフや構成、構図をイメージせずに描くと、同じ向きの顔ばかり描いてしまったり、全体の絵として描けないため、顔だけ描いて体がいつまでたっても描けなかったりします。
その練習で一番効果があるのは「デッサン」です。
「デッサン」とは”絵の質感”、”影のつけ方”、”形の取り方”を脳に覚えさせる(刻み込ませる)ための基礎的な作業です。
しかし、私は「デッサン」を楽しいと思ったことはないです。
ただ、やってきたことにウソはありませんでした。
それだけではないですが、今の私があるのは基礎を固めた結果によるものなので、本格的にうまくなりたいならやっていて損はないかもしれません。
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon3.jpg)
デッサンってつまらないの?
![草子](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/kusakosicon1.jpg)
絵のモデルを1週間、2週間、長いときは半年くらいかけて描きあげたりする作業だからね
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon3.jpg)
なんのデッサン描いたの?
![草子](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/kusakosicon11.jpg)
空き缶とかぬいぐるみとか靴とか、半年かけたのは自分の顔(苦痛)だったなぁ…
![つぐま](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/tugumaicon3.jpg)
なんだか疲れた顔しているよ、草子さん
まとめ
- テーマを考え、それに合わせた構図をイメージする(逆でもいい)
- 着想から形を作り上げて絵にすることが大事
- 絵をうまく描くには、「デッサン」のような基礎は大事
お絵描きに関連することで、質問等があればツイッターにお願いします。
可能な限りお答えしようと思います。
NEXT→
![](https://enpitsuart.com/wp-content/uploads/2019/06/kansei1-160x90.jpg)