最近、ブルーライトやブルーライトカットといった言葉をよく耳にします。
でもよく聞くものの「ブルーライトって何?」って思ったことはありませんか?
またブルーライトがどのような影響を与えるかご存知ですか?
スマホやパソコンを長時間使用するとブルーライトを長時間浴びることになるため、目によくないとか疲れやすいっていわれていますよね。
今回は、ブルーライトについて解説します。
最近、スマホで動画を見ている時間が長くて目が疲れるんだ
うん、長時間のスマホの使用はよくないよ
うん、ブルーライトっていうのがでているからだよね?
んー、それも原因の可能性はあるんだけどね
今日はブルーライトについて見ていこうか
ブルーライトとは
そもそも、「ブルーライト」とはなんでしょうか。
結論からいきましょう。ブルーライトというのは光の波長のうち、可視光線(人が見ることができる光の波長)のうち最も短い波長のことです。
「え、それって?」という方はきっと「ハテナと疑問」をよく見てくださっている方ですね、いつもありがとうございます。
え?違います?
気を取り直していきましょう。
そうです、空が青い理由のソレと同じなんです。
詳しい話はリンク先にまとめていますので、簡単に。
空が青いのは、波長の短い青の光が空気中のちりにぶつかって散乱するためです。
ということは、ブルーライトって空の光と同じ?
はい、根本的な部分は同じです。
そうなると今度は当たっても問題ないよね、ってなりますよね。
でも、空の光と根本的に違う部分があります。
それは、ブルーライトの浴び方です。
外で浴びる光は体中で浴びます。
でもスマホやパソコンからでるブルーライトは直接目に当たっていますよね。
しかもスマホやパソコンからは大量のブルーライトが発せられています。
そこで提唱されている問題が、ブルーライトって目に悪いんじゃないの?
というものなのです。
ブルーライトって本当に目に悪いの?
目に悪いかどうかについて話をする前に、光の波長についてもう一つ新しい情報です。
光の波長というのは、短いほどエネルギーが強いです。
ちゃんと公式も存在していますがこちらでは割愛します。(もし興味のある方は「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)光エネルギー』 」へどうぞ。)
ということは、長時間スマホやパソコンを利用している人は、可視光線の中でも最もエネルギーの強い光を目に浴びているというわけですよね。
それは、たしかに目に良くなさそうです。
しかし、実のところブルーライトが目に直接悪影響があるかどうかというのは証明されていないのです。
では、どうしてブルーライトが世間で悪くいわれていたりブルーライトカットの眼鏡がたくさん売られているのでしょうか?
それは、短い波長が散乱しやすいという性質が影響しているようなのです。
なんかブルーライトは悪者な感じで話が進んできてどんでん返し!
いやー、実はどんでん返ししているわけじゃないんだよ
ここからはどうして悪者扱いなのかについて話していくよ
ブルーライトと目の関係
ブルーライトを長時間、目に浴びると目によくないかはわかっていませんが、目が疲れやすいというのは十分にありえます。
その理由は、先ほどもいいましたが波長が短い光は散乱しやすいという性質のせいなのです。
スマホやパソコンの長時間利用で最も目が疲れる理由はドライアイです。
ドライアイは目薬がしみる原因にもなる目の天敵ですよね。
目が乾燥すると、目の表面に涙が十分にいきわたらなくなりでこぼこになります。
すると、波長の短いブルーライトは目の表面で散乱することになります。
空が青くなる理由と同じことが目の表面で起こっているわけですね。
すると、感覚的にはわからなくても目にとっては少し見づらくなるわけです。
見づらくなると、目は見るために集中しますので目の筋肉が余分に使われることになります。
結果、目が疲れるというわけです。
そのため、仕事等でパソコンをよく使う方やドライアイの方はブルーライトカットの眼鏡をかけることである程度、目の疲れをカバーすることはできるといわれています。
やっぱり悪者だった
うん、部分的にはたしかにそうだね
でも、実は別のあることにブルーライトがとても影響しているんだ
ブルーライトと睡眠
目にとって、疲れる原因になりえるブルーライト。
実はほかにも体に影響を及ぼすことがありました。
それは、睡眠と生活リズムです。
ブルーライトが外で浴びる光と根本的な部分は同じという話は上のほうでしました。
人は、太陽の光を浴びると目がさえるようにできています。
体内時計も太陽の光を浴びることで調整されるといわれているくらいです。
では、スマホやパソコンを長時間使用するのはいつですか?
日中の仕事で使用している人を除けば、おそらく家で使用する夜ですよね。
寝る前に布団に入りながらスマホの画面を見ると、目から入ったブルーライトは人間の体内時計を狂わせます。
この光は昼の光だ!と勘違いさせてしまうのです。
するとどうなるか。
夜になり、寝る時間になると人はメラトニンという成分が体内で分泌されます。
それにより眠くなるようにできているのですが、寝る前にブルーライトを浴びることで体は昼と勘違いするため、メラトニンが生成されにくくなるのです。
それでなくとも、スマホを見ている時は自分にとって楽しいことをしているときが多いですよね。
そのため眠くなりにくくなるためついつい夜更かしをしてしまいがちです。
夜更かしをすると、昼に眠くなります。
生活のリズムがどんどん崩れていってしまうというわけですね。
こういった理由で睡眠や生活リズムといった点で見ればブルーライトはかなりの悪影響を及ぼします。
体のことを考えるのであれば、寝る前にスマホをパソコンを長時間使用するのは控えたほうがよさそうですね。
寝る前に見るのはよくないんだね
授業中眠くなっちゃうね
うん、寝る前は動画を見るのは控えたがいいかもね
- ブルーライトとは可視光線(目で見ることのできる光の波長)のうち最も短い波長の光のこと
- スマホやパソコンからはブルーライトが大量に発せられている
- 短い光の波長は散乱しやすいため、ドライアイの場合は長時間スマホやパソコンを使用していると目が疲れやすくなる
- ブルーライトで最も悪影響を及ぼすのは、現在の研究だと目ではなく睡眠と生活リズム
今回はブルーライトについて調べてみました。
もしご興味があれば、こちらもご覧ください
その他にも、色々な日常の疑問を解説していますので、興味のある方やお時間の許す方はこちらの「ハテナと疑問」へどうぞ。